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2009.05.25

客室探訪 本館201号室【姫松】(第一回)

こんにちは沖縄は早くも入梅しましたね。
梅雨前線の動向も気になりますが、一足先にホタル前線も北上してきているようです。
先日、実家の周りで二匹のホタルが仲良く寄り添っているのを見つけました。
生憎その時は酔っ払っていたので写真はありませんが。。さてさて気を取り直して。。。

今回は松田屋ホテルの客室をご紹介していく客室探訪編をお届けします。
記念すべき第一回は本館201号室(姫松)です。

 
客室探訪 本館201号室【姫松】(第一回)
客室探訪 本館201号室【姫松】(第一回)
本館201号室の姫松は三条実美公に由来する名前です。
1863年(文久三年)、実美公は幕府の画策による八月十八日の政変で長州藩に亡命、山口湯田に滞在されました。
滞在中、朝倉八幡宮に詣でた際に持ち帰った松の苗を松田屋の庭園に手植えし
一首の和歌をしたためられたのが次の歌です。
 
『 時しあらば よにあひおひの ひめ小松
 君にひかるる こともありなむ 』


201号室はその和歌から名前をとって姫松と名づけました。
また姫松には実美公の書 『寧壽(ねいじゅ)』 も掛けられています。
※ 寧(やすらか・ねんごろ) / 壽(ことぼぐ・いわう)

 
客室探訪 本館201号室【姫松】(第一回)
客室探訪 本館201号室【姫松】(第一回)
それと本館201号室の姫松で問い合わせが多いのは床柱です。
ここの床柱は今の本館が立てられたころの京大工の造作によるもので
今ではなかなか手に入らない黒柿の銘木を使っています。

そのほか広縁からは、松田屋の庭園が見渡せ
秋には息を呑むような紅に染まった紅葉を独り占めできます。


如何でしたでしょうか?客室探訪本館201号室(姫松)編。
拙い説明ではありましたが、松田屋ホテルのジナンがご案内いたしました。
それではまた別の部屋のご紹介でお会いしましょう。