おもてなし

代々受け継ぐおもてなしを 歴史の
息吹を感じる 息吹を感じる

明治維新の志士たちは、
あの日、何を語ったのだろう。
江戸時代の創業以来、
時代を見つめてきた空間は
深い歴史に包まれている。

松田屋ホテル

ここには、三百余年を
守り続けた歴史がある

松田屋のおもてなしは代々「お客様本位のおもてなしを心がけるように」と受け継がれてきました。
ご利用者様の目線や立場からの「サービスのあり方」というものについて、お客様より教えられることが多くあり、松田屋のおもてなしに対する基本的な考え方は「お客様に教えられる」というところにございます。

私たちはお客様からの声を大切にし、日々のおもてなしを見直し、毎日のサービスを一生懸命に根気よく続けてまいります。そうして次のお客様に喜んでいただけるよう努力いたします。

「旅行と旅館はどうしても離れることのできない関係にあります。旅行を愉快にし、不愉快にするのも、一つにはこの旅館のサービスにあると思います。松田屋旅館はこの点に最も留意し、お客様が気持ち良くご満足遊ばされますように常に最善の努力をいたします。」

これは昭和の初めの松田屋のパンフレットの中にある言葉ですが、お客様へのおもてなしの心はいつまでも変わらず松田屋に息づいております。

「旅行と旅館はどうしても離れることのできない関係にあります。旅行を愉快にし、不愉快にするのも、一つにはこの旅館のサービスにあると思います。松田屋旅館はこの点に最も留意し、お客様が気持ち良くご満足遊ばされますように常に最善の努力をいたします。」

これは昭和の初めの松田屋のパンフレットの中にある言葉ですが、お客様へのおもてなしの心はいつまでも変わらず松田屋に息づいております。

ロビー

松田屋に息づく文化、
おもてなしの心
履信居仁

履信居仁(りしんきょじん)と記してあるこの扁額は、明治32年に初代内閣総理大臣の伊藤博文公より旅館業の心得としていただいたものです。

履信居仁とは
信(まこと)を日々繰り返しおこない、礼に基づき自分に厳しく他人には優しく、思いやりの気持ちでいなさい。

もてなす心をどのような形にして表現するかというのは非常に難しく、正解はございません。お客様が当館をご利用いただくなかで、施設、接遇、料理、庭園、何か一つでも目にとまったり、喜んでいただけたりしますと、こちらの気持ちが多少は通じたと実感できます。
この扁額はロビーに掲げられ、松田屋のおもてなしの心の象徴として今も静かに見守っています。

看板

客室

客室

司馬遼太郎著で風間完氏に
「ちょうどいい」と評された、
優美な佇まい
細やかな気配り

作家の司馬遼太郎さんが昭和46年に当館にご逗留いただいたときの話です。
ちょうどその頃、『街道をゆく』のルポタージュが始まったばかりで、維新発祥の地、長州の取材旅行でございました。
『街道をゆく』の長州路の章でこのときの様子が語られていますが、それによりますと、松田屋の宿としての雰囲気が気に入られたようでございます。

著書の中で画家の風間完氏が天井や欄間、軒先をご覧になりながら『ちょうどいい』と仰ったそうでございます。さらに「宿というものは何代もかかって変なところを直していかないといけないが、ここにはオカシイところがありませんね」という感想を残されていらっしゃいます。

当館はこの歴史の趣を保ち、松田屋ならではの風情をこれからも残していかなければと考えております。