新着情報

2015.07.12

松田屋と維新

祝・世界遺産登録!萩産業革命遺産のご紹介<松田屋ホテルのおすすめ特集・其の2>

7月5日、ユネスコ世界遺産委員会で萩の5資産(萩反射炉恵美須ヶ鼻造船所跡大板山たたら製鉄遺跡萩城下町松下村塾)を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産へ登録が決定しました♪


日本は、幕末からわずか半世紀の間に製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業において急速な産業化を達成し、西欧以外の地域で最初の産業国家としての地位を確立しました。このことは、世界史的に極めて意義のある類稀な事象であり、日本が「ものづくり大国」となる基礎をつくった歴史的過程を物語っているのが「明治日本の産業革命遺産」です。今回も松田屋ホテルとも密接な歴史のつながりがある、世界遺産に登録された萩の産業革命遺産を紹介していきたいと思います。

それでは萩産業革命遺産の恵比須ケ鼻造船所跡のご紹介です♪


恵比須ケ鼻造船所跡
嘉永6年(1853)、幕府は各藩の軍備・海防力の強化を目的に大船建造を解禁し、のちに萩藩に対しても大船の建造を要請しました。安政3年(1856)、萩藩(長州)は洋式造船技術と運転技術習得のため、幕府が西洋式帆船の君沢型(スクーナー船)を製造した伊豆戸田村に船大工棟梁の尾崎小右衛門を派遣します。尾崎は戸田村でスクーナー船建造にあたった高崎伝蔵らとともに萩に帰り、近海を視察、萩市小畑浦の恵美須ヶ鼻に軍艦製造所を建設することを決定しました。同年12月には萩藩(長州)最初の洋式軍艦『丙辰丸』(全長25m、排水量47t、スクーナー船)が、また万延元年(1860)には2隻目の洋式軍艦『庚申丸』(全長43m)が進水します。丙辰丸建造には、大板山たたらの鉄が使用されたことが確認されています。現在も当時の規模の大きな防波堤が残っています。

祝・世界遺産登録!萩産業革命遺産のご紹介<松田屋ホテルのおすすめ特集・其の2>

■萩市大字椿東5159-14ほか
  萩反射炉から海側へ約0.7㎞  大型車通行不可

※松田屋ホテルからのアクセス 車で約70分


松田屋ホテルでは世界遺産登録決定を祝してお得な宿泊プランをご用意しております。
萩の産業遺産群 世界遺産登録記念プラン